サクラマスを釣って食べたい!
先日念願のサクラマスジギングへ挑戦することができた
以前から憧れの対象魚の一つだった”サクラマス”という魚
だが自分には敷居が高い釣りな気がして敬遠しつつ見て見ぬふりをして過ごして来たのも事実・・・
しかし昨年釣りモノの”サクラマス”を頂いた際
そのビックリするほどの美味しさに脱帽
敷居が高くとも機会があれば”サクラマス”を自分で釣り上げて食べてみたいと思っていた
そしたら何と友人を通じてその”サクラマス”を釣り上げたT氏の下北サクラマスジギングに同行させていただける事となった(ありがたい)
色々アドバイスを頂いたところ効果的なルアーの代表格として「ナマラジグ」と「ピーボーイ」というメタルジグが良いらしい
取り敢えず「ナマラジグ」を重さ、カラー別にを手に入る分揃えてみた
フックは「ささらさる」の”フックサイズ1”、”アシスト4cm”をチョイス
どちらも「EzoHachi(エゾハチ)」という北海道のメーカーらしい
やはりシーズンが近くなってくると品薄になるのか、満足するカラーとウェイトを全て揃えることは出来なかった(汗)
ネットで購入したい方は早めの購入をお勧めします(^_^)
いつもは百均ジグに自作アシストフックを付けてばかりのつかまえ太郎
久しぶりに使うブランドルアーの価格に躊躇しながらポチり・・・
これも高級魚”サクラマス”を味わう初期投資だと思えば安いもの・・・か(*^_^*)
さて、ある程度タックルも手に入れてあとは勝負の日が近づいてきたが・・・
釣行の前日、前々日と青森市は悪天候・・・下北半島はどうか?
あまりの寒さに少し日和ってしまう自分がいる(笑)
いざ下北半島で実釣
前日にはむつ市に前乗りして友人と必要なタックル等の点検
二日連続で出航のT氏から本日の釣果9本との報告があり、俄然気合いが入る自分と友人
朝早い為、早めに晩酌を済ませ友人宅で就寝させて頂く
〜翌朝〜
夜も明けきらぬ”野牛漁港”から出航
やはり雪が降りしきっている・・・寒い・・・
船はポイントを目指し進み続け、空も白んできた
夜明けと共にポイント到着、絶好のマズメタイム
船長から声がかかり指示された棚へジグを送り込む
一投目から底の方でなにやらヒット!でもあまり重くない・・・
上がって来たのはスケソウダラ
でも美味しい魚が釣れてくれるのは嬉しい♪
スケソウダラも釣りたては表面がパール色に輝いて綺麗だ
幸先の良いスタートに気を良くして意気揚々とジグを大海原に放り込む
またしても底の方でヒット!
今度は重い・・・これはもしや・・・
百数十m以上の水深から少しずつ巻いてくるので腕が痺れてくるのがわかる・・・
半分以上巻き上げたところで・・・プツン・・・
PE部分から数十mのラインの高切れ
逃した魚も勿論残念だが、今のラインの高切れのせいで船長の指示ダナまで巻いているラインが足らず、ジグを送り込むことが出来なくなってしまった・・・
自分の準備不足と知識不足で百数十m以上の水深でのライントラブルを想定していなかった・・・完全に自分のミスでやらかしてしまい自分だけまともに釣りにならない
見かねた船長さんが自分の使っているタックルを貸してくれた
なんて良い方なんだ(T ^ T)
お借りしたタックルは自分のタイラバタックルと比べるとすごく使い易い♪
やはり専門タックルは全然違うなぁ
と、感動しながらしゃくっていると・・・
またまた底の方でズシン・・・
突っ込みはないがひたすら重い(汗)
およそ140mの水深から腕に乳酸を溜めらがらなんとか引き上げたのは・・・
真鱈さん・・・デカいなぁ
水深もかなりあったので水圧で目玉が飛び出ている(汗)
ごめんね、美味しく頂きます
周りを見渡すと鱈祭りが続く中でサクラマスは船中で一向にあがっていない様子
そんな中でサクラマス名人T氏のロッドが海中に引き込まれている
明らかに真鱈とは違う引きをしているのが見て分かる
上がって来たのは・・・
本命サクラマス
厳つい顔に銀鱗が美しく輝く魚体
生きている海サクラを初めて見たが、なんてカッコ良い魚なんだ・・・
しかし、この渋い中で貴重な一匹をあげるとはさすが名人だなぁ
自分もサクラマスらしきヒットがあったがファイト後半で痛恨のバラシ・・・
せっかく船長さんが逃すまいとタモを構えて待っていてくれたのに・・・すいません
その後、粘りつづけるも無念の終了ホイッスル
帰りは天候も悪くなり、荒波と極寒の強風で久しぶりの船酔い&寒さに震えが止まらず(笑)
しかし念願のサクラマスは叶わなかったが釣果自体は良好♪
鱈は賑やかで後半は自宅で消費しきれず泣く泣くリリースし続けた・・・
そしてなんと!唯一釣れた貴重なサクラマスをT氏に譲って頂いた!
本当に良いんですか?・・・エヘヘ、すいません(*^ω^*)!
〜帰宅〜
自宅へ戻り、新鮮なうちに早速裁いていくっ(自分の釣った獲物じゃありませんwww)
まな板からはみ出るグッドサイズ♪
改めて眺めても美しい魚体
身が柔らかい魚の為ペットボトルの蓋で鱗を取ったが、思いのほか鱗がびっしりしていてちょい苦戦
雌だったようで未成熟の卵巣が確認できた
サクッとサクどり( ^∀^)
非常に捌き易いお魚♪
頭や中骨は”あら汁”用に取っておく
サクラマスと一緒にタラも柵どりして冷凍保存して大事に頂く
特にサクラマスは刺身で頂きたいので3日間以上冷凍する
絶品サクラマスを頂く
さて柵どりしたサクラマスも寄生虫対策の冷凍期間が終了して念願の実食タイム♪
サクラマスのお造り
今回は贅沢にも”腹ずり”にあたる腹身側の大トロ部分を頂く
桜色の身が美しい・・・
刺身に切り付けている間もわかっていたが脂ノリノリで触れただけでも脂が手の温度で溶け出して来る
醤油につけるとその脂がブワッと広がり、身は醤油を弾く
口の中でとろける旨さ・・・
捌いている時もわかったが獣肉と違って脂の融点が低いので溶け出してもサラサラ
食べ進めても全くくどくない
口の中に残るのは良い意味でマス類特有の風味と脂の旨味のみ・・・つまり最高!
日本酒は勿論なのだがご飯に乗せても最の高♪
天然釣りもののサクラマス!堪能しました♪
一瞬で予約が埋まってしまうので競争率の高い今回のサクラマスジギングをセッティングして頂いた上に、あの渋い状況で唯一釣れた貴重な一匹を提供してくれたT氏と下北前泊から散々お世話になった友人共々本当に感謝✖️2
過酷な釣行だったけど楽しかったなぁ
数ヶ月前から準備を重ねてきただけに本当は自分で釣れれば御の字だったのだが・・・
つかまえ太郎は美味しいものが頂ければそれが一番の幸せです(笑)
ごちそうさまでした〜