前回、今年に入ってから初めてのキノコ調査で”舞茸”の幼菌(マメ)を発見したつかまえ太郎
収穫まで他のキノコハンターに収穫されないかドキドキしながら過ごす
2週間ほど経過したころ満を持して育っているか確認しに行ってきた
ほぼ毎年といって良いほどつかまえ太郎に極上黒舞茸を提供してくれているこのポイントだが
実は今回採取した舞茸が生えている樹には逸話がある・・・
高倉健主演の「八甲田山」という映画はご存知だろうか
1977年製作/169分/日本
原題または英題:Mt.Hakkoda
配給:東宝
劇場公開日:1977年6月18日
極寒の八甲田山で無謀にも決行された雪中行軍で起こった悲劇を描いた映画である
既に他界した自分の祖父が若い頃、その映画にエキストラで出演したのだという
そしてその映画のロケ中に一本の巨木が目に留まり、とても気になったのだという
映画の撮影中もその巨木のことが気になってしまった祖父
撮影を終えて人がいなくなったときにその巨木を見に行くと立派な舞茸がなっており、その後も定期的に舞茸が生るとのこと
その秘密の巨木は祖父から自分の父に伝えられ、数年前に自分も父からその場所を伝えられたわけである
そのポイントには周囲に立派なブナの木もたくさん生えている
その中のナラの木を見て周りながら目的のポイントを目指すと・・・
あった!
お〜!成長している
こんな感じの株が5つほど
誰にも収穫される事なくここまで成長してくれていた
舞茸の周りを見渡すと・・・
サモダシ(ナラタケ)の群生が♪
まだちょっと小さいが、これも津軽地方を代表する美味しいキノコ!晩酌に少し持って帰ろう( ◠‿◠ )
さ〜て、大収穫でホクホクの帰宅♪
一番大きい株だと・・・何キロあるんだこれ
綺麗に掃除して虫出ししたら下準備完了
今晩の晩酌は勿論”舞茸”尽くし
調理中は台所がむせかえるような舞茸の芳香が充満して既に至福の空間w w
舞茸尽くしの完成
舞茸の天麩羅
舞茸炒め
天麩羅は塩で頂く
う、美味い・・・今年も恵みの秋がやってきた・・・
炒め物も最高!ビールも良いが、ご飯も欲しくなる
いやぁ〜!いくらでも食えるぞこれは(๑>◡<๑)
そして舞茸の味噌汁
味噌汁に出た舞茸の出汁と良い香り
そしてシャクシャクの食感が最高
自分で採ってきた食材を肴に一杯やるのは堪らないなぁ・・・とこの日も痛飲w w
そして翌朝
翌朝の朝食も舞茸尽くし
舞茸ご飯と昨晩の舞茸味噌汁
朝から恍惚のひと時・・・
狩猟採取を生き甲斐にしている自分にとってこの瞬間が至福の瞬間・・・
勿論、希少な舞茸の中でもさらに希少な黒舞茸が生る樹というだけでも価値があるのだが
祖父から代々伝えられた場所というストーリー性も含めて自分はこのポイントで採った舞茸を大事に味わって守っていこうと思う次第である
今日も自然の恵みに感謝
ごちそうさまでした~