相変わらず猛暑の日々が続いている・・・
明日はせっかくのお休みで風もないのに最高気温が前日を上回る勢い
カヤックフィッシングを予定していたがこの気温の中何時間も海上を漂うのは危険が危ない(笑)
こうなったら正直外にすら出たくない気持ちも半分あるが、このまま貴重な週末が過ぎていくのも勿体ない・・・
そんな真夏の休日
オカッパリの釣りならすぐに退避できるだろう
ということで体制を整えて灼熱の“七里長浜”へシロギス釣りに
やってきた“七里長浜”
青い海と空に入道雲が広がる光景は濃度100%の絵に描いたような真夏の風景
踏みしめる砂浜の大地まで灼熱・・・
餌はジャリメ(岩イソメ)
青イソメでも釣れないことはないけどジャリメだとシロギスの反応が全く違うのだ
しかし・・・ジャリメは元から高いけど、更に値段上がったなぁ
500円分買ったけどほんの少ししか入っていなかった・・・魚より高級品
ぶつくさいいながらキャスト、海底の起伏を感じながらゆっくり巻き取っていくと・・・
子気味の良い、竿先が引き込まれるアタリ
竿先を軽く立てるくらいであわせると・・・乗った♪
一投目でシロギスをゲット
幸先の良いスタートだ
その後もワンキャストワンヒットで楽しい
真夏のこの時期は遠投せずともちょい投げでこのサイズが釣れてくれるのだから無理しても西海岸まで来るってものだ
暑さも忘れて海底をずる引きし続ける
この日一番のサイズ
しかしいつ見ても奇麗な魚だ
陽に透かすと魚鱗がパールというかパープルというか絶妙に艶めかしい色で光り輝く
まさに砂浜の女王といった表現が相応しい美しい魚体
1時間ほど地合いが続いた後はパタリと食いが落ち着く
暇になると同時に猛烈な暑さを身体が思い出し始め早々に撤退
それでも晩酌分はゲット出来たので良し
帰宅後早速大きいサイズは柵どりして昆布じめにして冷蔵庫に寝かせる
それ以外はその日の晩酌に天麩羅にする
ちなみにシロギスの鱗は包丁よりペットボトルの蓋でとったほうが圧倒的に楽なのでお勧め
シロギスの釣りたて天麩羅
繊細な白身がほっこりして本当に旨い
真ハゼの天ぷらも自分の大好きな一品だが、あちらの身はフワフワで下の上でほどけるほど
それに比べるとシロギスの身は繊細ではあるがそれよりしっかり幾分しっかりしている
どちらも最高だがシロギスのほうが見た目の印象もあるのか上品な感じを受ける
小さめサイズは骨が気にならないので開かないで揚げてもコレまた美味
翌日は一晩寝かせた昆布じめを日本酒とともに頂く
鱚の繊細な透き通るような白身が昆布の出汁で薄いべっ甲色に色づいて透き通っており綺麗だ・・・
シロギスの昆布締め
早速盛り付けて晩酌開始♪
プリンプリンだった身は昆布じめの効果で程よく脱水されシコシコした食感になっている
透き通った美しい身を醤油にちょいと付けて・・・
咀嚼していくと昆布の出汁と繊細なシロギスの旨みが混じりあう
酒!酒じゃ!
良い肴が穫れるまでとっておいた「豊盃(純米吟醸 中汲み生原酒)」を開封
旨い肴と美味い酒・・・庶民の至福ここにあり!
一晩昆布締めにした身は醤油を付けなくても出汁と共にほんのり塩味も纏っておりそのままの方が素材の味が感じられて自分好みだ
醜い魚は旨いというが、シロギスは見た目も美しいのに食味も最高
天ぷらだけでなく塩焼き、刺身とどうしても旨い♪
おまけに釣り味も子気味よく竿先を絞り込んでよく引くんだからもう言うことなし
時期を選んでコツさえつかめば素人でも割と簡単に釣れてくれるのも嬉しい
暑くてもサーフまで足を運んでしまう自分的には夏の風物詩のひとつなのであった
本日も自然の恵みに感謝!
ごちそうさまでした~