今年もようやく長い冬を終えて緑が芽吹き、春の足音が聞こえ始めたようだ
白黒だった景色が気温が温むとともに少しずつ彩づき始める
北国の青森では本当に”彩(色)づき始める”という言葉を実感出来るほど山の景色は彩度を増す
自分が一番好きな時期の到来だ♪

そんななか、早速知人のH氏からお手製の”ばっけみそ”を頂いた
毎年頂いているのだが氏の造る”ばっけみそ”は本当にうまいのだ

ご飯に乗せても良いし、少しづつ舐めながら酒のお供にしても良い

H氏から”ばっけみそ”を頂くと青森にも遅い春がやってきたんだなと感じる次第
ばっけみそを味わいつつ、春の訪れを楽しんでいたら
今度は別の日にこれまた知人のK氏から筍を頂く

筍といっても立派な”孟宗竹”だ♪
青森では(というか、つかまえ太郎的には?)筍と言ったらメインストリームは”根曲竹”だから巨大な孟宗竹は馴染みが薄くて、それが逆にめちゃくちゃ嬉しい♪

採りたてを頂いたその日に早速晩酌で(^^)

氏のアドバイスに従い、先端の柔らかい方は刺身で頂く

ものすごく旨い!
柔らかいのにサクサクとした歯切れのよい触感に鼻から抜ける”孟宗竹”特有の甘みを感じる香りが堪らない

これからは刺身でも食わないと勿体なく感じてしまうなぁ

根元の部分は煮物にしていただく

根本部分といっても全然硬さは感じず歯切れの良さは変わらず♪
お出汁を含んだ筍は最高でいつもの”根曲がり”とは異なる”孟宗竹”の旨さに今更ながら感動したのであった
それでは我がフィールドもそろそろシーズンかな?と庭の畑を確認してみると・・・

生えているぞ~!”行者にんにく”が♪
昨年初めて庭で収穫できるのに気づいたときは感動したが・・・
今年もしっかりと顔を出してくれたんだね、おじさんは嬉しいよw

気付いた時には少し遅かったのか、だいぶ開いてしまっている個体も散見された
早速食べごろを適量分晩酌用に採集

”袴”をとり、下処理を終えて調理

豚のハツ、レバーを炒めて最後に行者にんにくを投下
火が通り過ぎない程度にさっと炒める
味付けは塩胡椒と醬油をひと回しだけ

行者にんにくDe晩酌 Ver.1 完成

行者にんにくと豚ハツ・レバー炒め

行者にんにくのおひたし
行者にんにくをさっと湯がいて水気をきり、めんつゆに浸しておいたもの

シンプルな味付けにして行者にんにくの香りを存分に味わう
香りが強いため、レバーなどの癖の強い素材もばっちり受け止める懐の深さ

行者にんにく単体で食べても甘みがあって旨い♪
ビールが捗ること必至w

お浸しは言わずもがな定番にしてテッパン
特有の香りに加えて歯触りも良く甘みも感じる♪
これもう野菜だろw
そしてその翌日の昼めしは・・・

行者にんにくパスタ

別皿に別けておいた昨日の行者にんにく炒めをほんの少しトマトペーストで伸ばして味を調えソースにする
そこにパスタを絡ませれば行者にんにくパスタの完成
これが自分的には大成功で後を引く旨さ
今だけの旬の山菜なのでまだまだ食べたりない・・・
昼食後にはまた行者にんにくを採集してきて晩酌には・・・

行者にんにくDe晩酌 Ver.2

行者にんにくとヤリイカのバター炒め

今回も味付けはシンプルにヤリイカと行者にんにくのマリアージュを愉しむw
ヤリイカの淡白なうまみとサクっと歯切れのよい触感に行者にんにくの香りと甘みがこれまた合うんだなぁ(^^)
そんなこんなで週末は今だけの味わい”行者にんにく”を思いっきり堪能したのだった♪
これからはタラの芽やウド、コゴミなどといった山菜のシーズンも始まるし、海ではマダイの釣果も聞こえ始めた♪
やはり長い冬を耐えてきた後の青森の春は最高
今年もたくさんの自然の恵みに授かりたいと思う次第である(^^)
ごちそうさまでした~